日本ミツバチの巣蜜

日本みつばちの巣蜜について、今夜はお話します。 巣蜜とは、蜂さんが子育てした後に越冬用の非常食として蓄えた蜜のことです。 なので、腐らないように（発酵しないように）懸命に水分を飛ばし、巣蓋をしてワインの樽のように保管されます。 冬になると少しづつその蜜を分け合いながら食べて春が来るのを待ちます。 我々養蜂家は、巣蜜から、蜜だけを垂らし（搾り）て、蜂蜜として販売します。 ですが、悪質な業者が水飴を混ぜたりして量増しするので、偽物の蜂蜜が流通してしまいます。書物によると、ヨーロッパで流通する半数の蜂蜜に水飴が混入した事があるそうです。 なので、巣蜜のまま購入すると、絶対に本物なので、垂らした蜂蜜よりも高価なお値段が着くようです。 ただ、蜂の巣は、蜜蝋という蝋で出来ているので、そのまま食べると口の中にガムのように蝋が残ります。なので、食べにくいんじゃ無いかといつも思うのですが、巣蜜は巣蜜の食べ方があるようで、クラッシュトーストやクラッカーやオンザパンケーキ等で食べると、いとおかし。 そして、良い巣蜜を見分ける方法として、ちゃんと蓋がされているか、穴ボコはないかを確認するようにして下さい。 穴ボコがあるのは、貯蔵蜜として完成していないものです。蜂さんたちの検品後に蓋がされるので、蓋なしはB級品です。 最後に皆さんにご協力頂きたいのが、このB級品が冷凍室にたくさんあって、秋までに全部処分したいのです。 ご自身で搾るもよしです。プーさんのようにかぶりつくもよしです。 総量は4袋2キロ以上です。最低1キロ以上の蜂蜜が搾れます。 一番高いお値段をつけてくれた方にお譲りします。（開札は明日の夜） 恒例のオマケは、落札額に見合うものを用意しています。 少額ですが、能登地震に寄付します。