1972年4月製造、第一世代(Ver. 1.6)のヴィンテージ “ユーロピッコラ” (ボイラー容量0.8liter) となります。
ハイリスクな新品ではなく、欠品無しのオリジナルマシンを完璧にリビルドしたものです。(トリノの家庭で50年間眠っていたもので、メッキや塗装の経年を残して修復)
ご自分でパーツの取り寄せやメンテナンスが出来る、パヴォーニを熟知したマニア向けのマシンとなります。
Pavoni 社はSAECO に買収された後、大幅なコストダウンによる品質低下を余儀なくされました。この第一世代のユーロピッコラ(1961~1974)は最も高品質だったマシンとして評価されており、真鍮スリーブ付き初期のユーロピッコラはパヴォーニが作った最高のもので、「まずいエスプレッソを作ることは不可能」だと言われています。
本体ベースはアルミ鋳造(4mm厚)、レバーフォークも真鍮の鋳造となっているため非常に重く、プレススチール製の現行品に生じる不快なたわみも無く片手でのレバー操作に力強さと安定感があります。
また雌ネジ真鍮製ボイラーキャップも第一世代の特徴で、現在入手不可能なパーツとなっています。
スイッチには電源ON/OFF回路が無く、プラグを差し込むと加熱が始まります。
常に200W/286Ωのヒーターに電気が流れ、MASSMOに切り替えると600W/78Ωのヒーターがプラスされて800Wのパワーが得られます。(※プラグの抜き忘れと水の入れ忘れはヒーターエレメントが激しく損傷するため最も注意が必要)
Ver.1.0~1.8のマシンは現在入手出来るスペアパーツが僅かしかなく、世界中のマニアから情報を得る必要があります。
当方で新品パーツによるオーバーホール、クリーニング、回路テスト及び調整済み。
NSFが定める食品機械用H1規格シリコングリスを使用して組み立てておりますので、安心してお使い頂けます。
イタリア仕様のLプラグですが、16,10A兼用アップトランス(1000Wトランス)を介してそのまま日本国内で使用出来ます。
220V/600+200W
パヴォーニ初心者やメンテナンスが嫌いな方には、このマシンは向いていません。パヴォーニは一般的に定期的メンテナンスが必要なマシンです。
またペットやお子様がいらっしゃる方は安全のため購入をお控えください。
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